1971年にイランのラムサールで開催された「湿地および水鳥の保全の為の国際会議」において「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択されました。この条約は水鳥が生息する重要な湿地と動植物の保全を目的としており、開催地にちなんで「ラムサール条約」と呼ばれています。
茨城町・鉾田市・大洗町にまたがる「涸沼」は野鳥の宝庫で、絶滅のおそれがあるオオワシが毎年飛来し、オオセッカ等の貴重種が生息しています。
特にスズガモは、東アジア地域個体群の個体数1%を越える5千羽程度が飛来し、重要な中継地となっています。