ヒヌマイトトンボ
分類:トンボ目 イトトンボ科
ヒヌマイトトンボは、1971 年 7 月 7 日に、涸沼湖岸のヨシ原で発見されたイトトンボで、涸沼の地名に ちなんでヒヌマイトトンボと命名されました。 小型のイトトンボで体長は約 3mm です。卵から孵化した後、幼虫で越冬し、5 月下旬から羽化がはじま り、7 月に成虫発生のピークを迎え、8 月下旬まで成虫を観察することができます。 生息地は淡水と海水が混じり合う汽水域で、他のトンボ類と比べて高い塩分濃度に耐えることができます。ヒヌマイトトンボは非常に弱く、他のトンボ類に簡単に捕食されてしまうため、他のトンボ類が生 息できない、塩分濃度の濃い汽水域で生き残ってきたと考えられています。